世界に通用する「フードピクト」で食のおもてなし NPO法人インターナショクナル

2016.02.16京都府

菊池信孝さん

 ピクトグラムとは、何らかの情報や注意を視覚的な図で表現することで、内容を直感的に伝えることができるものだ。兵庫県神戸市にある「NPO法人インターナショクナル」の代表理事菊池信孝さんは、このピクトグラムに着目し、国や文化、宗教の違い、アレルギーなどで「食」に制限のある人たちが、安心して食事を楽しめるようにしたいという思いから、ピクトグラムの食材バージョンである「フードピクト」の開発を始めた。

 この取り組みのきっかけとなったのは、菊池さんが大阪外国語大学在学中、国際協力機構のボランティアで、来日したサウジアラビア人を観光案内した時のこと。彼らの希望する日本食を食べに行くと、どの店も原材料を表示していなかった。彼らは宗教上の理由で食べられないものがあり、その不安から食べることを拒否し続けた。結局、食べられたのは、ファーストフード店のフィッシュバーガーという悲しい結果だった。日本人なら蕎麦に豚肉は使われていないと思い浮かぶような感覚は、外国人には通じないことを知り、食の問題について考えるようになったのだ。

 そして2005年にインターナショクナルを設立し、フードピクトの開発・普及などの活動を始めた。

 現在、全国1,300店舗で採用されているフードピクトの開発や効果について、そしてインターナショクナルのプロジェクトから生まれたウェブサイト「京都おもてなシティ(現在はJapan Food Guide)」について、菊池さんに話を伺った。

菊池信孝さん
菊池信孝さん

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