職業訓練で活性化の人材育成「観光プランナー科」「地域ブランド創造科」
地域プランナー科の受講案内。地域観光学やおもてなし実践演習などの科目を行う予定
青森県や青森労働局、県観光連盟などでつくる県地域訓練コンソーシアム(事務局:青森職業能力開発促進センター)は2017年、青森の強みを活かした人材を育成し、地域活性化を図るため、求職者を対象にした職業訓練コース~青森の魅力を発信する~「観光プランナー科」と「地域ブランド創造科」を開講する。職業訓練のコンソーシアム事業は東京や北海道などでも行われているが、青森では地域ニーズを踏まえた結果、北海道新幹線の開業などで今後国内外の観光客増加が見込まれることやこれまで以上に県産品を国内外に販売を拡大していく必要があることから、この2つのコースを開発した。
観光プランナー科は1月~7月に実施。青森の魅力を使った観光プランを開発し、国内外の観光客を「呼び込む」ための魅力を発信できる人材を育成する目的で、プランニングやWeb等を活用した情報発信手法、マーケティング、外国語、おもてなしなどの学科や実技を習得する。就職先は、宿泊、観光施設だけでなく、地域の魅力の発信拠点となりうる幅広い職種を想定している。
地域ブランド創造科は2~8月に実施。青森の基幹産業である1次産業を活かして6次産業化を図るなど地域ブランドを創造できる人材を育成する。学科や実技を通じて6次産業化の手法や商品開発、販売戦略などを習得し、製造、販売業だけでなく、地域ブランドを創造できる幅広い産業での就職を目指す。定員は各科20人。
この事業は、今回の半年間の職業訓練で成果を検証し、モデルカリキュラムを作り、その後は県の委託訓練カリキュラムとして普及していく予定。
地域ブランド創造科の受講案内。地域プランナー科と異なり、マーケティングやネット&モバイル広告実習など専門的な内容となっている
スポンサードリンク