アジア5カ国に東北観光を発信「WAttention」発行

アジア5カ国に東北観光を発信「WAttention」発行
紅葉や雪景色など、外国人にとって魅力のある東北を紹介

 東北6県と新潟県の官民でつくる東北観光推進機構は、タイなどアジア5カ国で東北の観光情報を発信するフリ-マガジン「WAttention TOHOKU(ワテンション トウホク)」を発刊した。
 東北地区への観光客誘客策の一環として、和テンション(東京)が世界11ヶ国で発行する訪日外国人向けフリーマガジン「WAttention」とコラボし、年2回発行する。一つの地域に特化して、海外で定期的に発行するのは東北が初という。マガジンは東北6県と新潟県を合わせた計7県の自然、郷土料理、観光地などを紹介。
 第一号はシンガポール版の秋冬号でA4判のカラー16ページで8月に発行した。「本物の日本発見」をテーマに、山形県蔵王の樹氷や秋田県のきりたんぽ鍋などを特徴や由来とともに英語で紹介し、テーマに沿った広域の観光ルートも掲載した。
 従来の観光パンフレットなどと異なり、外国人記者が取材して執筆しているため、訪日客の興味を引くものをわかりやすく伝えているのが特徴だ。5,000部を印刷し、1,500部はシンガポールで行われた旅行博で配布し、残りは現地の旅行会社やスーパー、カフェなどに配った。他にマレーシア、インドネシア、タイ、台湾にも約5,000部ずつ配布する予定。来年2月には早めに春夏号を発行してシーズンに観光客の呼び込みを狙う。
 同機構では東北の魅力を伝え、興味をもってもらうきっかけにしたいと話している。

アジア5カ国に東北観光を発信「WAttention」発行
秋田のきりたんぽ、山形の芋煮など伝統食を紹介

リンク:WAttention 

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