新庄・最上のディープな魅力を発信 フリーペーパー「季刊にゃー」創刊

2017.02.28山形県

新庄・最上のディープな魅力を発信 フリーペーパー「季刊にゃー」創刊
創刊号は新庄のソウルフードながら意外とその歴史が知られていない「とりもつラーメン」を取り上げた

 山形県新庄市は、新庄・最上地域の食や文化、歴史、自然などを深掘りしたディープな情報を紹介するフリーペーパー「季刊にゃー」を創刊した。

 地元で受け継がれてきた文化を次世代に継承したいと、新庄市や観光協会、商工会議所による新庄・最上地域広域情報誌製作委員会が製作し、同市の吉野敏充デザイン事務所が編集を担当した。誌名は新庄の方言で末尾の「~ね」を意味する「にゃー」に由来する。春夏秋冬の年4回発行の予定で、初回は補助金を利用したが今後はすべてを広告収入で賄う予定だ。

 創刊号は新庄のソウルフードながら意外とその歴史が知られていない「とりもつラーメン」を取り上げた。昭和の終盤から市内の飲食店で提供されていたというとりもつラーメン。1999年の山形新幹線の新庄延伸を機会に、とりもつらーめんの店が結束し「愛をとりもつラーメンの会」を立ち上げPRしたことで広まったという歴史を紹介。そのほか生みの親や名店、店主の思い、各店の特徴なども掲載した。オールカラー24ページで1万部を印刷し、周辺の観光施設や道の駅などで配布している。

 春に刊行する第2号は「新庄の菓子・スイーツ」をテーマに、桃の節句によく作られていたくじら餅を特集する予定。今後も地元住民も知らないマニアックな情報を発信しながら、祭りや自然なども取り上げ同地域を盛り上げていきたいという。

リンク:新庄市商工観光課「いいにゃ!しんじょう」

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