「はしご酒」にICT導入で観光客の店舗利用を分析

2020.09.24福島県

「はしご酒」にICT導入で観光客の店舗利用を分析
もともとはリーフレットで紹介していた「極上のはしご酒」がアプリでもたのしめるようになった

 福島県会津若松市の「会津若松市ナイトタイムエコノミー推進協議会」は、情報通信技術(ICT)を観光施策に活用する事業を10月から始める。すでに同協議会が実施している「極上のはしご酒」とICT技術を連携。店舗を訪れた観光客の年齢層や注文メニューなど利用状況を分析し、ニーズに応じた観光プロモーションにつなげる考えだ。

 「極上のはしご酒」は、街中の飲食店34店舗で、料理とお酒を1,000円で楽しめる市内宿泊者向けのサービス。今回の事業では、この企画に情報技術サービス業TISが開発したキャッシュレス決済のアプリ「会津財布」を導入。これにより各種データを取得し、そのデータを今後の観光に活かしていく。同時にアプリ導入により、利用者の利便性も向上を図り、はしご酒の利用を促す。利用者はアプリを利用すれば、「極上のはしご酒」のクーポンが事前に購入できるほか、対象の14店舗ではアプリ画面を見せるだけでサービスの利用が可能になり、キャッシュレス決済で現金の受け渡しも不要に。店内の混雑状況を把握する機能も備えており、利用者にとっても役立つ機能が満載だ。

 アプリの利用は10月から11月末まで。利用状況を分析し、来年4月から本格導入についても検討するという。

リンク:極上のはしご酒 

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