いわきでグリーンスローモビリティの実証実験スタート

2019.12.25福島県

いわきでグリーンスローモビリティの実証実験スタート
バスは鮮やかな黄色を基調とし、4つずつ並んだタイヤが印象的なデザイン

 福島県いわき市の小名浜地区では、2019年11月26日から2020年3月8日まで低速で走る電気自動車「グリーンスローモビリティ(EV)」 (時速20km未満、電動で公道を走り、4人以上)の小型バスを運行している。先進技術を活用した次世代交通システムを使い、環境に配慮しつつ地域の交通利便性の向上を目指すための実証事業。

 2018年に続く取り組みで、同市、同市民会議、磐城タクシー、ソフトバンクが共同で運行する。2019年度は新たに、乗車予約や運行状況を確認するアプリを導入した。観光地や市街地エリアの回遊性を向上させ、人の流れを生み出し地域活性化を試みるのが目的。あわせてドライバー向け運行システムも活用し、最適な運行ルート提示する実験も行う。

 運行は、平日がスマホなどで予約して利用するオンデマンド制(10時~12時、13時~16時)。20か所の乗降ポイント間を予約に合わせて運行する。土日祝日はダイヤに合わせて1日7便の巡回運行。こちらの予約は不要。利用は平日、土日祝ともに中学生以上100円。専用サイトで運行エリアの確認や平日の乗降予約ができる。

 なお、地域活性化の取り組みとして、利用者に配布される乗車証明書を提示すると、小名浜地区内の対象店舗でさまざまなサービスを受けられる特典も実施している。

リンク:いわき市総合政策部創生推進課

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