XR技術を使い、鉄道むすめが観光ガイド タブレットを使い遠隔で案内

2019.12.25滋賀県

XR技術を使い、鉄道むすめが観光ガイド タブレットを使い遠隔で案内 
観光客がタブレットをかざすと鉄道むすめ 豊郷あかねが登場

 滋賀県東近江市は、市内の近江商人屋敷外村繁(とのむら・しげる)邸で、観光ガイドがタブレットを通じて遠隔で客を案内する観光モニターツアーを始めた。拡張現実(AR)と仮想現実(VR)を組み合わせた「XR※1(クロス・リアリティー)」という技術を活用した全国初の実証実験となる。

 外村繁邸で、観光客が専用タブレットをかざすと、拡張現実の近江鉄道のキャラクター「鉄道むすめ 豊郷あかね」が現実空間の映像上に登場し、会話や身振りでリアルタイムに観光案内してくれる。400m離れた場所にいる案内役が、仮想現実の空間内に再現された観光客の位置をゴーグルで確かめながら、キャラクターに扮して遠隔で観光案内する仕組みだ。これに先立ち外村繁邸の1階部分を3次元で計測しバーチャル化した。

 同市では遠隔から案内できれば、ガイド不足や省力化にもつながると期待する。あわせて今後もXR技術を活用した観光地の魅力向上や観光振興を展開していく予定だ。 実験は2019年11月30日から始まり、2020年1月19日までの毎週日曜日(年末年始は除く)と、1月24~31日まで(27日を除く)の毎日。時間は10~12時と13~15時。1回約10分。観光案内の料金は無料(入館料は別途要)。

※1 XRは、遠く離れた場所にいる人物が、同じ空間内に登場しているような状況をつくり、遠隔のコミュニケーションを行うもの

XR技術を使い、鉄道むすめが観光ガイド タブレットを使い遠隔で案内

XR技術を使い、鉄道むすめが観光ガイド タブレットを使い遠隔で案内
案内役がキャラクターに扮して遠隔で観光案内する

リンク:東近江市 

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