太地町がワーケーション事業で連携協定

2020.06.25和歌山県

太地町がワーケーション事業で連携協定
特別体験プログラムのイメージ「くじら×FACTFULNESS」

 和歌山県太地町と、日本能率協会マネジメントセンターは、太地町におけるワーケーション事業実施に向けた包括連携協定を締結した。ワーケーションとは、ワークとバケーションを組み合わせた造語。テレワークを活用してリゾート地などで仕事をしながら、その地域ならではの体験を行うもので、アフター・コロナ対策の地方創生の新しい様式として関心が高まっている。

 クジラの学術研究都市を掲げる同町では、「太地町くじらと自然公園のまちづくり」構想を推進し、多様なアクティビティと独自の人材育成メソッドを図ってきた。そんな同町と体験とさまざまな人たちとの交流を通して行動する力を養う、イノベーティブな人材成長を支援する「here there」を開発中の同マネジメントセンターの方向性が合致して協定に至った。

 包括連携協定では、ワーケーションを通じた地方創生と働き方改革にかかるプログラム造成と実施、町内でのワーケーション実施促進と情報発信などを行う。南紀白浜エアポートや太地町漁業協同組合など地域の企業団体も協力する。具体的な試みとしては、今冬に首都圏の若手管理職を対象に、クジラとさまざまなかかわりのもとで発展してきた太地町を生きた教材と位置づけ、数日滞在してもらい、地域史の研究や人々と交流するプログラムを行う予定だ。

太地町がワーケーション事業で連携協定 
2019年10月から日本能率協会マネジメントセンターが和歌山と東京で開催してきたCIL@わかやまの一場面

リンク:here there 

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