箱根でワーケーション! 新しい働き方に対応した観光スタイルを提案 

2020.09.24神奈川県

箱根でワーケーション! 新しい働き方に対応した観光スタイルを提案 
箱根小涌園 天悠では、12時チェックイン〜22時チェックアウトで10時間滞在できる「日帰りデイユース」プランがある

 神奈川県と箱根DMO(箱根町観光協会)は来年3月まで、箱根リゾートワークプロジェクトの実証実験を実施している。これは自然災害や新型コロナウイルスの影響で観光客が減少するなか、ワーケーションの推進によって、平日・閑散期の客室稼働率の向上を促し、コロナ禍に対応した新たな宿泊形態を作り出すのが狙い。

 この一環で、9月1日には、旅行予約サイト「じゃらんnet」に「リゾートワークin箱根」の特設サイトを開設した。ここで箱根の観光PRとともにワーケーション向け宿泊プラン「リゾートワーク応援プラン」を紹介する。

 プランは、9月1日から3月15日宿泊分までの限定。ワンドリンクサービスや施設内割引などの特典や、宿泊日数が長くなるほど割引される長期滞在型向けなどがある。利用者への利便性を考え、午前チェックイン、レイトチェックアウトに対応。Wi-Fi整備など仕事をする環境を整えたほか、個室にこもりがちな利用者のために異業種交流の場として共有型のオープンスペースを提供している。

 ワーケーションプランのターゲットは主に東京、神奈川など首都圏で働いている人。箱根は温泉や豊かな自然に恵まれた環境のうえ、都心からのアクセスが良くワーケーションに適した環境といえる。これをアピールして観光地でテレワークを行う新たな観光スタイルを提案していく。

 ワーケーション促進には、利用者個人だけでなく利用する側の企業の理解も必要。そこで旅行会社と連携して旅行会社の法人顧客にPRするほか、アンケート調査(利用者・宿・企業対象)から課題を見つけ、改善を図る予定だ。

箱根でワーケーション! 新しい働き方に対応した観光スタイルを提案 
箱根ホテル 富士屋ホテルレイクビューアネックスでは、朝食付のワーケーション長期滞在プランを用意

リンク:じゃらんnetに開設された特設サイト「リゾートワークin箱根」

リンク:「観光かながわNOW」ワーケーション特設ページ 

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