「訪日観光客向けマナー啓発」の動画を公開 お互いの理解を深めよう

2020.01.30大阪府

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路地篇 外国人が街で出会った舞妓に写真撮影を迫るシーン

 一般社団法人ブリコラージュファウンデーション(大阪市)が、外国人と日本人との相互理解を促すマナー啓発の動画を作成し2019年の12月から公開している。

 一般財団法人関西観光本部の事業を受託して制作したもので、訪日外国人客のマナーを巡るトラブル軽減につなげたい考えだ。

 動画は路地篇、寺院篇、商店街篇の3本で1分50秒~2分13秒。3つのシーンで登場人物のそれぞれの思いを表示して、多様な視点があることを示し、それぞれがどうあるべきかという考えを促す。

 路地篇では外国人が街で出会った舞妓に写真撮影を迫るシーンを取り上げた。日本人が感じる不快感、「誰もが写真を撮っているので問題がないと思った」と訪日客それぞれの気持ちを紹介している。

 寺院篇は静かにお祈りするシーン、商店街篇は串料理を巡るシーンが舞台だ。動画は英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、日本語も同時表記しており、観光本部のウェブサイトから閲覧できる。

 ブリコラージュファウンデーションの吉見淳代さんは「春節を迎えるにあたって、マナー違反を騒ぐのではなく、なぜこんな行動をとるのだろう? と冷静に自分自身を見つめ、さまざまな見方を育て、より良いコミュニケーションが図れる方向に向かえばと思っており、より多くの方に見ていただけたら幸いです」と話している。

「訪日観光客向けマナー啓発」の動画を公開 お互いの理解を深めよう
寺院篇 本堂に向かう階段に飲み物を置きざりにしたのは、男性の気遣いだったことがわかるシーン

リンク:Seeing differently 

リンク:路地篇 

リンク:寺院篇 

リンク:商店街篇 

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