ゴルフツーリズムで地域活性化 三重で推進機構発足

2019.05.07三重県

ゴルフツーリズムで地域活性化 三重で推進機構発足
昨年開催した日本ゴルフツーリズムコンベンションでは、志摩市の「NEMU GOLFCLUB」でプレー 写真:天神木健一郎

 三重県ではこのほど、ゴルフを通じた観光を促進する一般社団法人みえゴルフツーリズム推進機構が発足した。

 海外のゴルフに興味のある人たちにゴルフを目的に県内に来て、伊勢神宮や松阪牛といった人気の観光地や食文化を体験してもらい地域の経済活性化につなげたい考え。

 そのため同機構は、三重県観光連盟や志摩市、県ゴルフ連盟、伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社、スリーレイクスカントリークラブなど複数の幅広い官民で構成されている。かねてよりゴルフツーリズムに取り組んできた同県では、この発足を機に、長期的な視野に立ってゴルフ場と周辺施設との連携を強化していきたいという。

 10日の設立総会では、県内のゴルフ場経営者がパネル討論を行ない、外国人の集客方法に悩んでいるといった話も出された。国内のゴルフ場は日本人利用客が多く、外国人の利用はまだ少ないため市場開拓の余地がある。今後東京五輪などに向けたスポーツ熱の高まりや訪日外国人の増加などもあり、ゴルフツーリズムは海外誘客の新たなコンテンツになるのではないかと期待が高まっている。

 今後同機構はゴルフツーリズムの可能性や課題を探り、具体的な動きを活発化させていきたい考えだ。

ゴルフツーリズムで地域活性化 三重で推進機構発足
多度山系が一望できる「ナガシマカントリークラブ」(いなべ市) 写真:天神木健一郎

リンク:みえゴルフツーリズム 

リンク:日本ゴルフツーリズムコンベンション(JGTC) highlights  

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