久慈市で山、里、海の体験ができる教育旅行

2019.02.28岩手県

久慈市で山、里、海の体験ができる教育旅行
漁業体験

 岩手県久慈市のふるさと体験学習協会は、中・高生を対象に、山や海などの豊かなフィールドを活かした教育旅行の受け入れを実施している。山では、学校に森を丸ごと貸し出し、学校独自の森を創り上げる「学校の森づくり体験」が可能。里では、約9千万年前の地層から琥珀を採掘するという貴重な「琥珀採掘体験」、海では地元の漁師所有の小型船「サッパ船」に乗り、「刺網漁」や作業などの漁業体験ができる。

 中でも一番の人気プログラムは、農家や漁師の家に民泊して地元の人と触れ合いながら、田舎の生活を味わう「農林漁家民泊体験」。大自然に癒され、地元の人の温かい優しさに触れて生徒の表情が変わるという。「生徒の新たな一面を発見した」と先生方からも好評だ。

 2005年から地域活性化を目指して教育旅行を開始してきた久慈市では、自然豊かなフィールドと人情味にあふれたインストラクターなどの受け入れ環境の整備を進めてきた。現在、山側50軒200人、海側20軒100人の受け入れが可能となっている。東京などの首都圏を中心に参加者が増加しており、近年は大学生の申し込みもあるという。

 なお、同協会は教育旅行で培ったノウハウと自然を活用した「ヘルスツーリズム」も計画。一般財団法人日本健康開発財団のアドバイスを受け、プログラムや健康食の開発に取り組み、4月からツアーを実施する予定だ。

久慈市で山、里、海の体験ができる教育旅行
琥珀採掘体験

久慈市で山、里、海の体験ができる教育旅行
「ヘルスツーリズム」での森林ヨガ

リンク:ふるさと体験学習協会 

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