Sakeから観光立国を目指して 酒蔵ツーリズム

平出淑恵酒サムライコーディネーター

2015.02.16佐賀県

魅力的なイベントからツーリズムへ

京都市での和食振興イベント「和食道(WASHOKU-DO) The World Japanese Cuisine Show」の様子
京都市での和食振興イベント「和食道(WASHOKU-DO) The World Japanese Cuisine Show」の様子

 今後の展開で求められるのは、世界に向けた日本酒の継続した発信、世界の市場における日本酒にかかわる人材の育成、そうした海外で日本酒に関わる人たちと連携しながらの地域の受け入れ環境整備などである。時間はかかっても、これらの展開によって継続した経済活動につながっていくと思う。

 ちょうど1月30日から2月1日にかけて、農林水産省が京都市を舞台に、和食を世界に広め、次世代に継承することを目的に和食振興イベントを開催し、和食界のオールスターが勢揃いした。海外の和食ファンには、本物に触れることのできる大変魅力的なイベントであった。

 ドイツのオクトーバーフェスティバルはビールが主役の世界的に知られたイベントだが、日本でもこうしたイベントを育てていく時期に来ていると思う。イベントを目的に来日する観光客を増やして、イベントの後に酒蔵ツーリズムにつなげていくのはいかがだろう。

 とかく縦割りと批判される省庁が、日本酒振興では連携しやすい環境にある。それを最大限に生かしたい。

 

著者プロフィール

平出淑恵

平出淑恵酒サムライコーディネーター

1962年東京生まれ。1983年、日本航空入社、国際線担当客室乗務を経て2011年、日本酒文化振興を目指す株式会社コーポ・サチを設立。若手の蔵元の全国組織「日本酒造青年協議会」の酒サムライ活動から世界最大規模のワインコンペティション(IWC)に日本酒部門創設まで幅広く活動。

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