「まちおこしゲリラ集団あおぞら組」「津軽海峡マグロ女子会」 笑いと元気で津軽海峡エリアを盛り上げる島康子さん
津軽海峡マグロ女子会のメンバーは現在73名。年齢層も20代~50代と幅広い
津軽海峡をつなぐ「マグロ女子会」の結成
青森県大間町と同じく津軽海峡のマグロの産地となっているのが北海道松前町である。マグロという共通の話題で以前から島さんと意気投合していた人が、松前町「温泉旅館矢野」の若女将・杉本夏子さんだ。島さんと杉本さんは「マグロをテーマにいつか一緒に何かできれば」と話していた。そして2014年3月、お互いのネットワークを生かし、北海道新幹線開業を盛り上げるために、女性たちにできることは何かを話し合う作戦会議を開いた。
このときに参加したのは、カフェのマダム、旅行会社のプランナー、観光案内スタッフなど、職業や年齢が異なる女性たち約20名。
作戦会議だけの予定が、女性たちは自分の地域を元気にしたいという思いで共感し合い、結果的にその日が「津軽海峡マグロ女子会」の設立日となった。
マグロ女子会の由来は、食べるマグロを指すのではなく、一生泳ぎ続けるマグロの生き様から来ている。マグロのようにたくましく、さまざまなことに挑戦していく女性たちが、津軽海峡エリアを盛り上げていく会である。
まずは、マグ女たちの結束を固めようと、お互いの地域を訪問し、その魅力を知るためのツアーを実施した。
2014年9月には青森県津軽半島で「津軽海峡マグロ女子会と行く津軽半島おもてなしツアー」、2015年1月には北海道道南で「運気あげあげ道南おもてなしツアー」、6月には青森県下北半島で「なんぢゃこりゃ下北半島★探検ツアー」を展開する。
ツアーに参加したマグ女たちは、お互いの地域の魅力を知ると同時に、現場でガイドやおもてなしをしてくれた人などを「もてマグ」「もてマグ男」に認定し、地域の協力者を次々と増やしていった。
男性はマグ女からほっぺに「もてマグ男」認定シールを貼ってもらえる。左)シェフ、右)ねぶた師の嬉しそうな表情にも注目
島さんらは、さらにこのツアーをマグ女が暮らしている青森県と北海道道南エリアの12市町村でも展開させ、津軽海峡エリア全体を盛り上げようと、着地型体験プログラムを展開するイベント「マグ女のセイカン♥博覧会」を企画した。
スポンサードリンク