「まちおこしゲリラ集団あおぞら組」「津軽海峡マグロ女子会」 笑いと元気で津軽海峡エリアを盛り上げる島康子さん

島康子Yプロジェクト株式会社

2017.02.20青森県

「まちおこしゲリラ集団あおぞら組」「津軽海峡マグロ女子会」 笑いと元気で津軽海峡エリアを盛り上げる島康子さん
「津軽海峡マグロ女子会」設立時に決めたのは会則ではなく、メディア向けの写真撮影ポーズ。マグロの尾びれを顔近くにもってくる「マグ女」ポーズは、小顔効果も兼ねている 前列中央が島康子さん

 津軽海峡を取り囲む青森県と北海道道南エリアを活性化しようと、まちおこしグループのリーダーや旅館の若女将、カフェのマダムら約20名の女性たちで、2014年3月に「津軽海峡マグロ女子会」を結成した。青森県側でメンバーを集めたのが大間町でまちおこしに取り組む島康子さん。
 島さんは「マグロのようにたくましく、さまざまなことに挑戦していく女性たちで、津軽海峡エリアを盛り上げたい」と話す。
 実は生まれ育ったふるさとに劣等感を持っていた島さんが、なぜまちおこしに取り組むようになったのか、活動で大切にしていることについて話を伺った。

「劣等感」から「一生暮らせる」大間に

 青森県大間町の出身である島さんは、子どものころからまちが田舎であることに劣等感を抱き、都会に憧れていた。そんな思いから、東京の大学へ進学し、卒業後は(株)リクルートへ就職する。東京や仙台など都会で生活していたが、仕事にのめり込みすぎて心に余裕がなくなり、両親の勧めもあって、1998年に大間町へUターンした。

:大間町では毎日のように、友人や近所の人が歓迎の声をかけてくれたり、山菜や魚など旬の食材をおすそ分けしてくれたり、「あなた死ぬのを忘れてますよね」と言いたいほど元気なお年寄りがいたり、独特な方言が飛び交うなど都会とは真逆の生活が面白いと感じました。

 このときから島さんは、まちの良し悪しを「田舎」「都会」で判断するのではなく、まちに住む人の個性や風土の特色が「濃い」「薄い」で判断するようになった。そういう価値観で大間町を見ると、個性が「濃く」素晴らしい地域だと気づいた。 島さんの気持ちはこの気づきによって「大間独特の個性を楽しみながら一生ここで暮らしていこう」と変わっていった。

「まちおこしゲリラ集団あおぞら組」「津軽海峡マグロ女子会」 笑いと元気で津軽海峡エリアを盛り上げる島康子さん
お客さんも大間町ならでは「ほっかむり」スタイルで、まちあるき

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