百舌鳥・古市古墳群の魅力を体感できるセンターオープン
日本最大規模の前方後円墳である大仙陵古墳(仁徳天皇陵) 写真提供:堺市
世界遺産に登録された「百舌鳥(もず)・古市古墳群」の価値や魅力を伝える観光案内施設「百舌鳥古墳群ビジターセンター」が、3月13日にオープンした。大阪府堺市が大仙陵古墳(仁徳天皇陵)のそばの元レストランを改修して建設。堺市出身の空間デザイナー間宮吉彦さんがコンセプトデザインを担当した。
目玉となるシアターは高さ3.3メートル、幅14メートルの壁面と床面に、古墳群や堺の街並みの8K空撮映像がプロジェクターで映し出される仕組み。来館者は上空から眺めるような感覚で、地上からは見えない古墳の全体像や雄大さ、堺の街並みを体感できる。
このほかセンターには古墳の成り立ちや魅力を紹介した展示コーナーをはじめ、食べ物や多彩な古墳関連グッズを販売するコーナー、さらに観光案内所があり、古墳周遊の入門に最適な施設となっている。
同市では、ビジターセンターを拠点に複数の古墳をゆっくり散策してもらい、市一帯への幅広い観光客誘致につなげたいと意気込む。開館時間は午前9時~午後6時で入館料は無料。
超高精細な8K空撮映像などで、百舌鳥・古市古墳群の雄大さや堺の歴史文化が体感できる「シアター」 写真提供:堺市
堺の観光情報を提供するほか、古墳群の周遊に便利なレンタサイクルの貸出しや手荷物預かりなどを行う「観光案内所」 写真提供:堺市
リンク:堺市
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