カード裏面のQRコードからは、多言語に対応した該当市町村の観光情報を入手できる

　富山県はQRコードをスマートフォンで読み込むと、多言語に対応した県内観光情報を入手できるカード型電子パンフレットを作製した。カードは手のひらに収まる便利な名刺サイズ。表面には高岡市の南晴海岸や魚津市のたてもん祭りなど県内の観光名所や特産品など印象的な写真を1枚配し、裏側にQRコードを掲載した。カードの写真は自治体が提案したもので全45種類ある。

　カード裏側のQRコードをスマートフォンで読み込むと、多言語に対応した該当市町村の観光案内サイトに移動し、観光情報を入手できる。表の写真をクリックすると位置情報や道案内情報が表示されるのも便利だ。 　

　各サイトは日本語や英語、中国語、韓国語、フランス語など9か国語に対応しており、外国人観光客の利用も期待する。22万５千枚作成し、県内の新幹線駅や富山空港などに設置して国内外からの観光客にPRしていく。

　今後は首都圏の外国人観光案内所や県外にも設置して幅広くPR展開していく予定という。