下北の景観×食を融合「下北ジオ・ガストロノミー・ツーリズム」が特別賞

2020.04.30青森県

下北の景観×食を融合「下北ジオ・ガストロノミー・ツーリズム」が特別賞
約2000万年前の海底火山活動で形成された仏ケ浦でジオダイニングを開催

下北の景観×食を融合「下北ジオ・ガストロノミー・ツーリズム」が特別賞
東通牛を使った創作料理

 青森県の下北ジオパークの景観と地元の食をコンセプトにした「下北ジオ・ガストロノミー・ツーリズム」が、「クールジャパン・マッチングアワード2019」で特別賞を受賞した。同ツーリズムを展開するのは一般社団法人「しもきたTABIあしすと」(青森県むつ市)。

 同法人は農業と食などの地域プロデュースの総合専門会社本田屋本店(福島県会津若松市)と協力し、2017年から下北ジオパークの絶景のなか、大間マグロなど地元食材を活かした美食を楽しむ「下北ジオダイニング」を実施してきた。これまでに佐井村の仏ケ浦、横浜町の菜の花畑といった秘境絶景を会場に5回開催し、「絶景×美食」を体感できる世界でここだけの魅力を提供。同ダイニングには全国から多くの人が訪れ、自然に抗わないサスティナブルな暮らしも新たに魅せることで、96.4%という高い顧客満足度を得ているという。

  審査員からは「地元の特色を生かしながら、観光に結び付けた先進的な試み」と高く評価された。受賞を受けて同法人は「本州最北端の下北半島を端的に表現するならこれしかない、という思いで取り組んできた。協力してくれた関係市町村の農家や漁師、シェフらに感謝したい」とコメントしている。

リンク:ぐるりんしもきた 

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