加西に旅せよ乙女! 失恋を癒やす女子旅のHP開設
兵庫県加西市観光まちづくり協会は3月、ホームページ「旅せよ乙女 失恋を癒やす女子旅」を開設した。心理状態によって4つの失恋時期に分け、それぞれの時期に合わせたコースを紹介する。
例えば、「一人でいたい、でも誰かに話を聞いてほしい うるうる期」では、北条鉄道の長駅にあるベンチ「ぼっち席」や美しい景色が広がる眼鏡橋、「何もかも嫌、思い切ったことをしたい なげやり期」では、野菜たっぷりのメガ盛メニューやバッティングセンターなどを提案。ストレス発散プランの次は「自分磨き、自分を大切にしたい バージョンアップ期」となり、恋愛アロマテラピーやプラネタリウムを眺めながらエステとメイクができるサロンを紹介。さらに「新しい私、新たな出会いに期待 ニューワールド期」へと進化し、縁結びのスポットやハート型のうどんをサービスしてくれる店などを掲載した。
同協会が女性を対象にした観光を模索するなか、加西に悲恋「根日女物語」の伝承があることもあり、「失恋の癒やし」をテーマに昨年春から準備してきた。
開設前の2月には、京阪神在住の20代から40代の女性4名にモニターツアーに参加してもらい、4つのカテゴリーを1日で回ってもらった。彼女たちは初対面にもかかわらず、すっかり打ち解けて旅を満喫したという。掲載の店舗や寺院では特典(禅語くじや馬へのエサやり体験など)を用意しているところもある。
準備してきた担当者の北笑美香さんは「失恋だけでなく、仕事でつらい思いをした時にも訪れて」と呼び掛けている。
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