名刺サイズのカードで名所スポットを紹介「いたみiカード」作成

2018.05.25兵庫県

名刺サイズのカードで名所スポットを紹介「いたみiカード」作成
 伊丹郷町館

名刺サイズのカードで名所スポットを紹介「いたみiカード」作成 
 伊丹スカイパーク

 兵庫県伊丹市観光物産協会は、市内の観光スポット20か所の情報を名刺サイズのカードに1か所ずつ紹介した「いたみi(アイ)カード」を作成した。観光客が気になるスポットのカードだけを選べる上、手軽に持ち運べる便利さが受けて20~30代の若者を中心に好評という。

 カードの表に名所の写真と解説、QRコード、裏には地図やアクセス方法、利用料金、駐車場の有無などコンパクトながら必要な情報を網羅。QRコードから関連ホームページにアクセスできるため詳しく知りたい人にも便利だ。
 観光パンフレットは部数に限りがあるため、より多くの観光客に配りたいと企画し、20のスポット1か所につき300部ずつ作った。

 カードは「水鳥のまち」「スポーツのまち」など8つのテーマに分類。「植木のまち」では「瑞ヶ池公園の里帰り桜」をとりあげ、伊丹産の桜がアメリカワシントンへ寄贈された90周年を記念して2003年、瑞ヶ池公園にワシントン桜の子孫の桜が植えられたことを解説している。ほかにも「清酒発祥の地」として江戸期の酒蔵がある伊丹郷町館や地ビールレストラン、「空港のあるまち」として飛行機を近くで眺められる伊丹スカイパークなどを紹介した。摂津国の中央に位置することを示す石碑といった地元の人にもあまり知られていないレアな場所もとりあげた。

 同協会では市民も活用して魅力を再発見してもらいたいと呼びかける。カードはJR伊丹駅改札横の観光物産ギャラリーで配布している。

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