ニュートリノを体験! 宇宙の神秘を学べる「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」がオープン

2019.04.01岐阜県

ニュートリノを体験! 宇宙の神秘を学べる「カミオカラボ」がオープン
スーパーカミオカンデ内部の光電子増倍管の実物展示

 岐阜県飛騨市の神岡町にある道の駅「宙ドーム・神岡」内に、素粒子ニュートリノの研究を体験できる施設「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」が3月27日にオープンした。
 同町には東京大学宇宙線研究所が運営するニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ」があり、最先端の宇宙物理学研究が行われている。この地元の研究を広く知ってもらおうと市が整備してオープンに至った。

ニュートリノを体験! 宇宙の神秘を学べる「カミオカラボ」がオープン
ワンダーシップに乗ってニュートリノの秘密を追うCG映像をスクリーンで上映

 ラボ内の中央大型スクリーンでは2本の映像を上映。神岡鉱山地下にある観測施設へと歩いて向かう映像と、ワンダーシップに乗ってニュートリノの秘密を追うCG映像をスクリーンで上映される。
 そのほか、光センサー「光電子増倍管」の実物やニュートリノの研究実績、神岡町にある重力波望遠鏡「KAGRA」の紹介など見応えがある展示も。また、ニュートリノの性質が変わることが体感できるゲームなどの体験コーナーも備えており、ニュートリノを身近に感じられるよう随所に工夫されている。

 入場は無料。市の担当者は「観測施設での映像はスーパーカミオカンデの中にいるような感覚が味わえる。知識欲を満たしてもらえると思う」と話す。市では、学びの拠点として、観光誘客にもつなげたいと期待を寄せている。

ニュートリノを体験! 宇宙の神秘を学べる「カミオカラボ」がオープンパネルをタッチして、ニュートリノの性質が変わることが体感できるゲーム

ひだ宇宙科学館カミオカラボ
https://www.city.hida.gifu.jp/site/kamiokalab/

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