「空飛ぶ車いす体験」がスポーツ文化ツーリズムアワード受賞

2019.03.07山形県

「空飛ぶ車いす体験」がスポーツ文化ツーリズムアワード受賞
約5分のフライトが楽しめる空飛ぶ車いす体験

 山形県南陽市の山形バリアフリー観光ツアーセンターによる、日本で唯一、車いすでパラグライダー飛行ができる「空飛ぶ車いす体験」が、「スポーツ文化ツーリズムアワード」のチャレンジ部門に選ばれた。

 アワードはスポーツ庁と文化庁、観光庁が連携し、スポーツと文化芸術を融合した観光振興の優秀事例を2016年から表彰している。

 「空飛ぶ車いす体験」は21歳で筋ジストロフィーを発症し、今では車いすの生活をおくる同ツアーセンターの加藤健一代表理事が、これまで感じてきた様々なバリアや固定観念を払拭したいと車いすでのパラグライダー体験フライトを通して、「諦めずに挑戦することで叶う夢がある」バリアフリー観光を通して山形の魅力を全世界に発信するために始めた事業。

 2015年に自ら専用車いすを使い、パラグライダーランデムフライトの飛行に成功。バリアフリー観光の推進を目指し、16年4月に同ツアーセンターを開設して「空飛ぶ車いす体験」事業を開始した。

 2016年から車いすによるパラグライダーフライトを受け入れており、現在までに大人23名、子ども3名がフライトを体験している。車いす利用者ではない高齢者や障害のある人も参加しており、外国人観光客の申し込みもあるという。

 加藤代表理事は「車いすでのパラグライダー体験をきっかけに、山形の魅力も発信していきたい」と意気込む。

「空飛ぶ車いす体験」がスポーツ文化ツーリズムアワード受賞 

「空飛ぶ車いす体験」がスポーツ文化ツーリズムアワード受賞 

リンク:山形バリアフリー観光ツアーセンター 

リンク:南陽は空もバリアフリー 空飛ぶ車椅子 

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