芸予諸島の「村上海賊」を世界にPR 5か国語対応のサイトオープン

2017.03.30広島県愛媛県

芸予諸島の「村上海賊」を世界にPR 5か国語対応のサイトオープン

 広島県尾道市と愛媛県今治市にまたがる日本遺産「日本最大の海賊の本拠地・芸予諸島」をPRするホームページが公開された。両市のほか商工・観光・文化財保護の関係者らがつくる「村上海賊魅力発信推進協議会」が開設した。 

 サイトでは遺産を「景観」「秩序」「文化」「暮らし」「信仰」「系譜」の6つのストーリーごとに紹介し、村上海賊三家の居城跡である能島城跡や来島城跡、大山祇神社、法楽焼や水軍鍋、関連の資料などを写真とともに掲載している。向島や因島など芸予諸島の場所からスポットを探すことも可能で、見所をまとめたムービーもアップしている。また、このエリアには海外からの観光客も多いため、外国人にもPRしたいとホームページでは英語、中国語、韓国語、フランス語にも対応している。

 とくに尾道市がフランスのオンフルール市と姉妹都市を締結し、同国からの観光客が多いこともありフランス語に対応したのが特徴だ。

 担当者は「海賊というと金品を奪うという悪いイメージがあるが、村上海賊は海の安全を守っていたことを広く海外にもアピールしたい」と意気込む。また、サイクリングコースとしても名高いしまなみ海道と日本遺産エリアの芸予諸島が一致しているため、レンタサイクルターミナル情報も掲載し相乗効果をはかっていく。

リンク:日本遺産 村上海賊 日本最大の海賊の本拠地・芸予諸島  

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