ゆったり滞在でさまざまな大阪に触れてほしい  HOSTEL 64 Osaka島林峰子さんに聞く

2015.11.16大阪府

地元の人と同じように過ごす

 宿泊客の大半は、レジャー目的で大阪に訪れ、宿泊日数は平均で2~3泊となっている。1~2週間の長期滞在者もいる。大阪城や道頓堀、京都、奈良などのガイドブックに載っている観光地を巡ったり、明日の宿を必死で探したり、ロクヨンで読書や洗濯をしてゆっくり過ごすなど滞在スタイルはさまざまだ。

 海外からの宿泊客が島林さんやスタッフに一番多く質問することは、「あなたは普段、どこのお店でご飯を食べるの?」「古着屋でいいところを教えて」というような、スタッフが普段から利用する飲食店や、買い物におすすめの場所、ストリートカルチャーなどである。宿泊客は、地元の人と同じように過ごすことを楽しみたいのだ。

島林:「私たちが普段利用するお店は、大通りから入った裏通りや複雑な場所など、ガイドブックに載っていないことが多く、紹介したいのに案内が難しいことが悩みでした」

 そこで昨年、島林さんはスタッフから普段利用するお店の情報を集め、大阪の日常を楽しんでもらえるような地図「HANGOUT (はんぐあうと)64 Osaka」を作成した。木造の長屋が多く残る「中崎町」、ビジネス街の「北浜」、ロクヨン周辺の「新町~心斎橋」、憩いの場として利用されている「靭(うつぼ)公園」、小さな居酒屋やバーがひしめき合う「ウラなんば」、大阪城へも近く古い街並みが残る「空堀」のエリアを掲載。今年の春からフロントなどで無料配布を行い、好評を集めている。

HANGOUT 64 Osakaの地図
HANGOUT 64 Osakaの地図

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