ゆったり滞在でさまざまな大阪に触れてほしい　HOSTEL 64 Osaka島林峰子さんに聞く

2015.11.16大阪府

デザインされたこだわりの宿

和と洋のテイストが織り込まれたHostel 64 Osakaの内観
和と洋のテイストが織り込まれたHostel 64 Osakaの内観

Hostel 64 Osaka外観

　運営する株式会社アートアンドクラフト代表の中谷ノボル氏やスタッフは、国内外で数々の宿泊施設を見てきた経験から、日本の都市部には自分たちが利用したいような、リーズナブルでデザインされた宿泊施設がないと感じ、それならば自分たちで宿をつくろうとプロジェクトを立ち上げた。

　まず市内の建築ストックから候補を絞り、1964年に建てられた築46年の工具メーカーのオフィスビル（4階建て）に決めた。そして、ビルの外観や既存の構造をできるだけ利用し、車庫と倉庫だった1階をドミトリー（相部屋形式の部屋）に、事務所のあった2階をロビーやラウンジに、社員寮だった3、4階は個室の多さを活かし和室6室と洋室3室の客室にリノベーションした。料金はドミトリー1ベッド3,500円～、個室1室6,000円～（※家族やグループ向きの個室もあり、室料を利用人数で割るため最安値は1人3,400円～）である。

　客室は、レトロな家具や建具を配置させた洋室、モダンな壁紙を貼った和室、各ベッドをのれんで仕切ったドミトリーなど、和と洋がまじり合う内装となっている。ロビー＆ライブラリーには、ユーズド家具が並び、本棚には、アート、デザイン関連の書籍、マンガなどが置かれている。パソコンも利用でき、ゆったりと過ごせる空間だ。

交流の場でもあるロビー＆ライブラリー