富士山の自然環境が学べる「サイエンスラボ」がオープン
富士山サイエンスラボの入口
山梨県富士吉田市の県富士山科学研究所に4月1日、富士山の成り立ちや噴火の歴史を学べる展示スペース「富士山サイエンスラボ」がオープンした。
同研究所は、平成9年に開設された環境科学研究所から、富士山にさまざまな角度から光を当て、守り、生かすための方策を科学的に追求する施設として平成26年に改組された。
教育施設もあり、子供たちがゲーム感覚で地球の自然環境を学べる「環境学習室」をもうけていたが、情報や設備が古くなったため、新たにリニューアルしてスタートした。
新しい展示スペースは、富士山を科学の目によって発見してほしいと富士山に特化した内容になっている。富士山に生息する動物のはく製や本物の溶岩などを展示しているほか、研究者が手作りしたパネルやジオラマを使って富士山の自然、自然と人間とのかかわりについて分かりやすく紹介している。
今後は同研究所の新しい研究成果を随時サイエンスラボでも紹介していくという。小学5年生以上であれば理解できる内容がベースになっている。入場は無料で9時~17時(最終入館は午後4時30分)。
左側にある「富士山の岩石標本」は触れることもできる
研究者たちが工夫をした解説の手作りパネルやジオラマなどがならぶ
リンク:山梨県富士山科学研究所
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