キャッシュレス観光へ デジタル通貨でお買い物実証実験
ほろ酔い女子セット
兵庫県神戸市と西宮市では、酒造会社など10の店舗でスマートフォンを使ってデジタル通貨で買い物をする実証実験が2月に行われた。りそな銀行が、現金を持ち歩かないキャッシュレス観光で地域の観光活性化を応援したいと企画した。
2月10日から「ほろ酔い女子の灘五郷SAKE巡り」と題して行われ、公募で選んだモニターの100組200人にそれぞれ2万円のデジタル通貨「旅福通貨」が無料で配られた。各店舗や施設では日本酒や化粧品などをつめた2,000円か3,000円の「フクブクロ」を用意。参加者たちはフクブクロの中からお気に入りを2万円分選び、店舗へ出向いてスマホで希望する値段のフクブクロを選択。店員が電子スタンプと呼ぶはんこを画面に押して購入が完了する仕組みだ。訪れた人たちは、スマホを見せるだけで良いので便利で使いやすいと喜んでいた。
同銀行の担当者は「体験してお得感を実感してもらい、いずれはキャッシュレスで観光を楽しんでほしい」と話している。同銀行は物産品購入や観光体験をパッケージにした企画をホームページ「旅するフクブクロ」やSNSで紹介しており、デジタル通貨での支払いを提案している。実験は11、12、17、18日にも行われた。
スマホを見せるだけで簡単に支払える
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