大谷石の魅力PR 石の街うつのみやシンポジウム開催

2017.10.25栃木県

大谷石の魅力PR 石の街うつのみやシンポジウム開催
宇都宮の北西・大谷地区周辺で産出されることから通称「大谷石」と呼ばれている

 栃木県宇都宮市のNPO法人大谷石研究会は11月18日、同町で宇都宮の貴重な地域資源である大谷石をテーマにした「石の街うつのみやシンポジウム」を市城山地区市民センターで開催する。

 大谷石研究会は大谷地区の観光振興と大谷石産業の再生を目指して設立され、大谷石を使った建築の保存活動や「大谷石百選」の刊行、大谷地区のバスツアー開催などさまざまな活動に取り組んでいる。

 シンポジウムでは内外装に大谷石が使われた旧帝国ホテルの通称ライト館(本館)に焦点をあて、宇都宮美術館の橋本優子主任学芸員がライト館に大谷石が使われた理由について講演する。そのほか有識者や大谷石の関係者らが「暮らし・産業から見た大谷石の建築」「大谷石採掘の歴史や展望」「産業、観光としての大谷」などさまざまな視点から大谷の魅力を語る講演も予定されている。

 翌日には大谷石研究会のガイド付きでバスツアーが実施され、屏風岩や露天掘り採掘場、松が峰教会などを巡り、大谷石の魅力に迫る。また11月11日~19日は市城山地区市民センターで写真集「大谷石百選」の中から大谷石建造物などの写真をパネルで展示してその魅力を発信する。

 同研究会では、全国のシンポジウムを通して石の文化と交流を図り、将来の全国石の街サミット開催の足掛かりにしていきたい考えだ。シンポジウムの入場は無料だが、事前予約は必要。

リンク:NPO法人大谷石研究会

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