宇都宮で「ジャズとカクテル」のおもてなし ホテル関係者に勉強会
宇都宮市および同市商工会議所と観光コンベンション協会などで組織する宇都宮市おもてなし推進委員会(委員長 上野勝弘)が、このほど市内のホテル関係者を対象にした勉強会を初めて開催した。経営者や従業員ら13人が地元の観光資源であるジャズとカクテルについて歴史を学んだ後、ジャズバーで生演奏とカクテルを楽しんだ。
同委員会は市内を訪れる観光客の満足度向上を目的に、2015年度から観光客と身近に接するタクシー事業者に対し、餃子、農産物などをテーマにおもてなし力を磨く勉強会を開いてきた。このほど市内のジャズやカクテルPRのために、ホテル関係者を対象にした勉強会を開催してほしいと関係者から打診があり実現した。
勉強会では、終戦後に進駐軍の将校クラブでジャズが始まったことから今も同市にクラブハウスが多い歴史を紹介。毎日どこかの店舗で生演奏が聞ける取り組みも行っているので「楽しい街と宣伝して」と呼びかけた。また、カクテル技能競技の全国大会で史上初の4連覇を達成した同市の実績も紹介。世界2位になったバーテンダーもおり、バーテンダーの人数とレベルは銀座と比肩することもPRした。
「初めて知ったことも多く参考になった」と参加者の評判は上々。担当者は「少しでも多くのホテル関係者に参加してもらうために、1回ではなく少しずつ開いて対応していきたい」と意気込みを語っている。
宇都宮ジャズ協会代表の鈴木邦乙(すずき・くにおつ)氏がジャズの魅力について紹介
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