11都市が夜景観光で連携「全国夜景都市協議会」発足

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11都市が参加

 美しい夜景を観光資源として活用する取り組みを積極的に進める全国11自治体による「全国夜景都市協議会」が昨年12月に発足した。
 協議会は一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー」と長崎市が呼び掛けたもので、札幌、足利、新潟、金沢、神戸、北九州、福岡、武雄、佐世保、雲仙の各市が加盟した。長崎市で開かれた初会合では、訪日外国人向けのプロモーションの実施や夜景鑑賞マニュアルの作成などが話し合われ、誘客のための連携を確認した。また、各都市の取り組みも発表。札幌市は夜景鑑賞と組み合わせた新たなイベント企画の考えを示し、長崎市では平地でのライトアップ強化を進めることを明らかにした。今後は各都市の持ち回りで年に一回、会合を開くという。

 夜景観光は宿泊型観光につながるため経済効果も大きく、各地で夜景を生かした取り組みが盛んになっている。協議会発足と同じ昨年12月には全国8都市による「第7回全国工場夜景サミットin富士」が開催され、工場夜景の魅力を発信し続けるという共同宣言を発表した。この時は、北九州市から隔週から毎週の運航に変えた夜景クルーズが毎回ほぼ満席という報告や、北海道室蘭市の工場と住宅の夜景を同時に楽しめる、市民ガイド付きのナイトクルージングの実施、山口県周南市の工場夜景から動物のシルエットを探し出す夜景の新たな鑑賞法などが発表された。

_DSC8760田上富久長崎市長のあいさつ

_DSC8780会場の様子

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稲佐山からの夜景(長崎市) 写真提供:長崎県観光連盟

リンク:夜景観光コンベンション・ビューロー

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