観光業界の最前線を反映、ツーリズムEXPOジャパン2016
日本を象徴する伝統芸能を日本橋で体感
初日夜には「JAPAN NIGHT」が行われた。「JAPAN NIGHT」は各国大使・要人が来日する中で日本の魅力を海外に発信するイベントで、今年は旅の始まりとされる五街道の起点、日本の伝統芸能や文化の中心でもある日本橋を舞台に行われた。屋外でのイベントは、初めて本格的に一般に公開された。
この日は日中から、「日本橋賑わい広場」として全国のアンテナショップなどが江戸桜通りに出店し、ご当地の名産品を販売した。あきた美彩館のお手伝いをする秋田犬などが人気を集めていた。
屋台でご当地グルメ
秋田犬には人だかり
また「伝統芸能広場」では、JAPAN NIGHTで披露する彫刻屋台や竿燈を組み上げていく様子を披露した。
「Japan “Smile” Bridge」は日本橋駅前、中央通りの日本橋交差点から北詰交差点までのエリアで行われた。
あいにくの天気で一部のプログラムは変更となったが、日本橋旦那衆の開会宣言によりスタート。栃木県鹿沼市の鹿沼秋まつり「鹿沼彫刻屋台」のパレードでは、全面が彫刻で飾られた豪華な屋台が登場した。
鹿沼彫刻屋台は10月にユネスコ無形文化遺産登録勧告された「山・鉾・屋台行事」の一つ
そしてサンバドラムと湯島天神「白梅太鼓」の女性による打楽器演奏のコラボレーションでは、それぞれの力強いリズムが会場を盛り上げ、リオデジャネイロ五輪から東京五輪へのバトンタッチを観客に印象付けていた。
「Banda Girassol」によるサンバドラム
湯島天神「白梅太鼓」
さらに、秋田竿燈祭りの見事な技が披露され、クライマックスには熊本から「牛深ハイヤ踊り」が登場。熊本県の「くまモン」を先頭に、地域の人は誰もが踊れるという独特の踊りを披露した。その後ろからは、震災復興と観光振興を願い、岩手県の「そばっち」や福島県の「キビタン」など東北や九州のご当地キャラクターもパレードをして、華やかなエンディングとなった。
独特の牛深ハイヤ踊り
フィナーレで全員集合
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