史跡や棚田を活用「フットパス」を推進

2015.01.05高知県

史跡や棚田を活用「フットパス」を推進
 
 高知県本山町では、史跡や棚田など地域の観光資源を活かしたまち歩き「フットパス」のコース作りに取り組んでいる。フットパスは「歩く小径」の意味で、英国発祥のまち歩き。地域のもともとある風景を活かすのが特徴だ。
 昨年7月に本山町地域雇用創造協議会の人材育成セミナーとして、先進地である熊本県美里フットパス協会から講師を招へいし、セミナーに参加した町内の有志と地域おこし協力隊(観光振興班)が主体となって、今年生誕400年を迎える町ゆかりの野中兼山の偉業と史跡に触れる「井(ゆ)めぐりコース」を作成する取り組みを始め、11月にはモニターツアーを行った。参加した地元住民らは、紅葉を楽しみながら、町内水路である井(ゆ)を巡り、地域の魅力を再発見した。
 今後は住民ガイドの育成や、棚田などの新たなコースも検討し、観光だけでなく地域を学ぶ教育にも生かしたい方針だ。

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