石見銀山で中国人観光客のニーズを探る 大田市観光振興課キョウグンさんに聞く
Facebookを活用し台湾に向けて発信
キョウさんは個人旅行者にもアピールしたいと考え、大田市を訪れる外国人観光客を調べたところ、最も多いのは台湾からの観光客だった。そこで台湾で最も多く使われているSNSであるFacebookに着目し、市の専用ページを開設した。
キョウ:
「Facebookに投稿した文章は、一定の改行数を超えた場合、『もっと見る』『続きを見る』と表示され、ユーザーはそこをクリックしないと残りの文章が見られない仕組みになっています。私は一番伝えたい内容を先に書き、約170字で記事をまとめます。写真は5枚以上投稿しても、最初の4枚までしか表示されない仕組みのため、5枚以上の写真を投稿したい場合は、2回に分けています。ユーザーからの見え方を意識しているのがポイントです」
また台湾人からの反応が特に良いのは、桜、紅葉、雪など季節感が伝わる写真や、島根県のどこに大田市があるのかを表す地図、出雲大社と石見銀山を結ぶ直行バスの運行スケジュールなど、詳しい交通アクセス情報である。
台湾でフォロワー数が70万人を超えるFacebookページ「日本自助旅遊中毒者」や、フォロワー数20万人超の「去日本旅遊」などからもシェアされたり、幅広い世代から支持を得て、開設から2年で2,200件以上の「いいね!」を獲得している。
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