石見銀山で中国人観光客のニーズを探る 大田市観光振興課キョウグンさんに聞く
中国でも食への関心が高まる
中国では、日本でビデオリリースされた新作映画などをインターネットで鑑賞できる機会が増えている。とりわけ食に関する映画への関心が高まっているようだ。
昨年公開された橋本愛さん主演の映画『リトル・フォレスト』は、岩手県の山村で、主人公が厳しい自然の中で自給自足に近い生活をする姿を描いている。これを鑑賞していた一部のブロガーが、江津市の農園「NAO Farm」を訪れた際、化学肥料が使われていない畑や映画と同じような田園風景に感激していた。
キョウ:
「北京郊外でも野菜収穫体験はできますが、そのほとんどの施設は体験料が一般家庭には高く、化学肥料などで汚染された野菜もあるため、行かない人が多いですね」
畑で大根やにんじんなど野菜を収穫し、調理をしながら地元の人と交流する体験は非常に好評だった。
中国人観光客と言えば、「爆買い」をイメージしがちだが、こうした「体験型観光」にニーズが変化していることをキョウさんは実感したという。
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