城あるところに忍者あり、地域の忍者を世界へ 日本忍者協議会
緻密な戦略で開発、発信
ラグビー日本代表の五郎丸歩選手「Master of Ninja」に認定
昨年10月の設立記者会見は、知事らが忍者姿で登場。歌舞伎役者の市川海老蔵さんが「応援団」として出席したこともあわせて、新聞やテレビ、インターネットのニュースなどさまざまな媒体で取り上げられた。ここには長年テレビの世界に携ってきた立石さんによる、綿密なメディア戦略があった。
立石:
「多くの方々に関心を持ってもらわないと力が発揮できません。忍者というものをどう知ってもらうか、かなり前から準備をしました」
12月には、ワールドカップイングランド大会で活躍したラグビー日本代表の五郎丸歩選手を「Master of Ninja」に認定した。「チームという集団の中での活躍と、ゴールキックなど個としての活躍が、集団でも個でも活躍する忍者の気質を表しています」と立石さん。静岡県磐田市で行われた授与式の様子も多くの媒体に取り上げられた。
また2月22日が「忍者の日」として記念日協会に認められたことを生かし、全国から2月22日に行う忍者関係のイベントを募集して、日本忍者協議会のホームページで紹介し、統一のポスターを使用して広報を行った。自治体のほか、飲食店や土産物店など全国の約80団体が参加した。
「忍者の日」ホームページ
他にも、日本政府観光局(JNTO)広域観光ルートの開発を行ったり、中国語、英語、ポルトガル語などで忍者やゆかりの地を紹介するテレビ番組を制作したり、多言語にてパンフレットを制作したりしている。
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