新ご当地グルメ定着を目指し「三陸おでんの会」発足
加盟店の一つである「千秋庵」のおでんは優しい味が人気で1人前が毎日10食売れる
三陸海岸の食材を使った具材と付けダレが特徴の「三陸おでん」のブランド化を目指し、岩手県大船渡市の地域活性化総合研究所が「三陸おでんの会」を設立した。三陸沿岸道が通る宮城県石巻市から青森県八戸市までの飲食店などに参加を呼び掛け、三陸の新たなご当地グルメとして定着を図る。
三陸おでんの条件は「三陸の食材を6割以上使うこと」「オリジナルの付けだれを1つ以上付けること」の2つ。食材については魚介類、野菜のほか、加工品もOKと幅広い。この条件のもと、現在は大船渡市の3店が加盟する。
すでにメニューとして提供している蕎麦店では、かつお節のだしと市内の酒造会社の酒を使ったつゆで、近くの豆腐店のがんもどきや地元産のタコなどを煮こんだ。これに甘みそだれを添えて食べる。そのほかポトフの発想で海と山バージョンの2種類を作るイタリアン、おでんの出汁でわかめしゃぶしゃぶを楽しむ和風割烹と個性豊かなおでんが揃う。
このほかすでに6店程度が加盟を準備中という。加盟すると、観光客にもわかりやすいように共通ののぼりを配布してPRする。
同研究所の福山宏さんは「お店や土地の名産などの個性を生かした「クラフトおでん」がどんどん出てくると思います。オール三陸で連携し味比べができるようにしたい」と期待する。
リンク:株式会社地域活性化総合研究所
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