映画『氷菓』の舞台 高山市がロケ地マップ作製

2017.11.20岐阜県

映画『氷菓』の舞台 高山市がロケ地マップ作製
氷菓 舞台探訪マップ。俳優の山崎賢人さんが奉太郎、女優の広瀬アリスさんがえるを演じる

 岐阜県高山市出身の作家・米澤穂信さんの小説を原作とする実写映画『氷菓』の全国公開に合わせ、高山市はロケ地を紹介するA4判の「飛騨高山×氷菓 舞台探訪マップ」を作製した。

 映画は省エネ主義の男子高校生「折木奉太郎(おれきほうたろう)」が廃部寸前の古典部に入部し、好奇心旺盛な「千反田(ちたんだ)える」らとともに校内で起こる不思議な謎を解き明かす青春学園ミステリーだ。俳優の山崎賢人さんが奉太郎、女優の広瀬アリスさんがえるを演じるなど人気俳優の共演も見所となっている。

 マップは喫茶店「バグパイプ」をはじめ、弥生橋や宮川河川敷など舞台となった5か所を映画のシーンの写真とあわせて掲載。1万5千部ほど用意し、JR高山駅前の観光案内所や東海地方の映画館などで配布しているが、すでに増刷に取り掛かるほどの人気ぶりという。

 2012年のテレビアニメ版に続き、映画の公開により聖地巡礼を目的に同市を訪れるファンの増加が予想されており、市観光課の担当者は「映画で登場した場所を巡ることで高山の良さにも触れてほしい」と期待する。

 飛騨地域には映画館がないことから「飛騨高山観光客誘致推進協議会」が、11月23日に同市の飛騨・世界生活文化センターで同映画の上映会を開催する。午後1時と4時からの2回で定員は各500人。
※上映会は定員に達し、現在申し込みは終了しております

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