リモートで観光を「あおもりもーとツーリズム」モニターツアー実施
青森の名店巡る旅では、弘前市の「津軽あかつきの会」とむつ市の「武田屋」を会場に食や人情に触れる旅を提供
青森県は、リモート観光サービス「あおもりもーとツーリズム」のモニターツアーを始めた。同ツーリズムは代理旅行人が県内をリモート旅行し、参加者にZOOMなどを通して疑似旅行体験をしてもらうサービス。リアルな下見旅行や行けなかった青森の代理旅行など自由な用途で利用ができる。今回は参加者の希望の場所をめぐるオーダーメイド型の「自由に青森県」と、複数のツアーから選ぶ「選べる青森旅」の2つのコンテンツが用意された。
「自由に青森県」は事前に参加者の希望の場所を聞き、青森をよく知る代理旅行人が参加者の代わりにそのスポットを巡る。応募は3月12日23時59分までで、3月19日までの実施期間の中から日にちを選ぶ。1日1組限定で所要時間は1~3時間程度。参加費は無料でリモート旅行後は青森のお土産が贈られる。
「選べる青森旅」は「青森の名店巡る旅」「青森リモート市場体験」「音楽プロデューサー・多田慎也氏による青森県クリエイティビティツアー」などのツアーを2月に実施。YouTubeやZOOMなどで配信し、首都圏をはじめ、大阪や奈良、石川、鹿児島、沖縄からの参加があった。参加者からは、青森の穴場グルメや買い付けがみられる市場体験、多田氏ら著名人の案内コースなどリアルな観光ではできない特別な体験が楽しめたと好評だった。実施を予定していた「料理家・栗原心平氏による『酒と料理と人情と。』青森リモート観光」は、緊急事態宣言の発出で日程を調整しており、2020年12月にテスト配信したリモート旅行がYouTube「あおもりもーとツーリズム」で閲覧できるようになっている。
また、中国旅行代理店向けのリモートツアーも予定しており、スノーアクティビティ体験施設や温泉宿のほか、ねぶたを体感できる施設などを案内する。ツアーの今後の活用について同ツーリズムの担当者は「青森県内の観光事業者やさまざまな分野の担い手と情報共有や連携を進めながら、新しいスタイルの観光の仕組みづくりと、そのビジネス化に取り組んでいきたい」と話す。
リンク:あおもりもーとツーリズム
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