NTTと連携 古民家でワーケーションを
新潟県関川村とNTT東日本新潟支店は村の指定文化財「東桂苑」で仕事をするワーケーションの実証実験を10月2日~11月15日に行った。新型コロナの影響でワーケーションの需要が高まる中、普段とは違う古民家風の文化財で仕事をする環境を提供し新たな観光ニーズを生み出したいと計画。観光客、都会からの帰省者、道の駅利用者をターゲットに検証を実施し、仕事と観光を両立する課題などを探った。
ワーケーションの場となる東桂苑は1905年に建築した純和風の木造2階建て。ここにワーケーションスペース「TOUKEI-EN office」を開設し、和室に新型コロナウイルス感染防止対策を行ったデスク・座席を8席設置した。NTT東の協力のもと、リモート会議用50インチモニター、セキュリティを考慮したwi-Fi、FAX、プリンターなどのネットワーク環境、コインロッカーを完備した。料金は気軽に利用しやすいように1時間単位で設定し、1時間400円で1,000円を上限とした。検証期間中、館内でコーヒー、ざるそばを振る舞ったのも好評だったという。
NTTや東北電力など大企業のネット会議利用、個人での仕事利用などさまざまな活用が行われた。
村では今後、温泉組合や旅館などと連携して今回の検証結果を検討し、隣接する道の駅、オートキャンプ利用者をターゲットに2021年度から本格運用を進めたい考えだ。
リンク:関川村自然環境管理公社
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