三国の交流キッチン「くららぼん」本格オープン
行政や企業、市民や大学で運営する福井県坂井市の町づくり拠点「アーバンデザインセンター坂井」が、コミュニティーキッチン「くららぼん」を2019年12月に本格オープンさせた。三国町旧市街地にある築130年の土蔵をイノベーションしたもの。地域住民と観光客が食を通じて触れ合い、三国の歴史文化を発信したいと計画した。
クラウドファンディングサービス「ミラカナ」で213万円の資金を集めてキッチンを整備し、設計に携わった福井大学や福井工業大学、仁愛大学の学生らがテーブルにもイスにもなる家具を製作した。
外観は港町の風情に合わせてしっくい塗りを施した。1階にキッチングとダイニングを整備し、IHクッキングヒーター、調理台、冷蔵庫を置いた。コワーキング兼用の2階にも席を置くことができ、ウッドデッキも設けた。
利用は1棟貸しで、キッチン利用は1時間800円、利用しない場合は500円。アーバンデザインセンター坂井のホームページから申し込める。同センターの土井祥子チーフディレクターは「料理教室や3世代の交流イベントなどいろいろなことに使ってほしい」と話す。2月2日には「くららぼん」で10時、13時、14時の3回、味噌づくりのイベントを開催する。好評ですぐに定員が埋まったという。
リンク:アーバンデザインセンター坂井
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