三国の交流キッチン「くららぼん」本格オープン

2020.01.30福井県

三国の交流キッチン「くららぼん」本格オープン
くららぼんの外観

 行政や企業、市民や大学で運営する福井県坂井市の町づくり拠点「アーバンデザインセンター坂井」が、コミュニティーキッチン「くららぼん」を2019年12月に本格オープンさせた。三国町旧市街地にある築130年の土蔵をイノベーションしたもの。地域住民と観光客が食を通じて触れ合い、三国の歴史文化を発信したいと計画した。

 クラウドファンディングサービス「ミラカナ」で213万円の資金を集めてキッチンを整備し、設計に携わった福井大学や福井工業大学、仁愛大学の学生らがテーブルにもイスにもなる家具を製作した。

 外観は港町の風情に合わせてしっくい塗りを施した。1階にキッチングとダイニングを整備し、IHクッキングヒーター、調理台、冷蔵庫を置いた。コワーキング兼用の2階にも席を置くことができ、ウッドデッキも設けた。

 利用は1棟貸しで、キッチン利用は1時間800円、利用しない場合は500円。アーバンデザインセンター坂井のホームページから申し込める。同センターの土井祥子チーフディレクターは「料理教室や3世代の交流イベントなどいろいろなことに使ってほしい」と話す。2月2日には「くららぼん」で10時、13時、14時の3回、味噌づくりのイベントを開催する。好評ですぐに定員が埋まったという。

三国の交流キッチン「くららぼん」本格オープン
料理上手な地元の方から三国ならではの料理を学ぶ都会からの来訪者

三国の交流キッチン「くららぼん」本格オープン
たくさんの地元学生たちがDIYで製作した家具(組み合わせでテーブル・イス・棚になる)

リンク:アーバンデザインセンター坂井 

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