自販機で十和田の魅力が詰まった「とわだばこ」販売

2019.10.02青森県

自販機で十和田の魅力が詰まった「とわだばこ」販売
使われなくなったたばこ自販機を転用した「とわだばこ」

 青森県十和田市中心街に、土産品やパンフレットなど市の魅力を詰め込んだ小箱を販売するユニークな自動販売機「とわだばこ」が設置された。インバウンド向けの情報発信などを手掛ける市民団体「インバウンド十和田」が、日本固有の文化である自動販売機を海外の観光客を呼び込む観光資源ととらえ、不要となったタバコの自販機を再利用して企画した。商店街に足を延ばした観光客にさらに街歩きを促し、街なかのにぎわいづくりにつなげていく。

 小箱は限定500個で1箱800円。中には馬や十和田湖をモチーフにしたお土産のピンバッジ、観光地やグルメを紹介するパンフレットが入っているほか、ドリンクがサービスされる当たり券付きが入っているものも。自販機はインバウンドにも対応し、英語、韓国語、中国語でも買い方を表記した。利用するためには成人識別カード「タスポ」が必要だが、設置店で貸し出している。その際、観光客にお店との交流も楽しんでもらいたいという。

 今後も第二弾、第三弾と自販機の増設を予定しており、インバウンド十和田の米内山和正会長は、「アーティストとのコラボや十和田産品を取り扱った自販機など多種多様に増やして、先進事例にしたい」と意気込みを語る。

自販機で十和田の魅力が詰まった「とわだばこ」販売
小箱には、ピンバッジや店舗でサービスを受けられるカードなどが入っている

リンク:インバウンド十和田

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