福知山に泊りに来て！　農家民宿を紹介した「里泊MAP」作製

2019.08.26京都府

築200年以上の日本家屋で営む「夜久野ハウス」

　京都府福知山市はこのほど、市内にあるゲストハウスや農家民宿などの宿泊施設を紹介する冊子「里泊MAP」を作製した。

　14軒の宿の位置や外観、利用料金、連絡先などが一目で分かる内容で、フルカラーA3判の四つ折り。日本語版と英語版があり、都市部や海外からの誘客を目指す。

　同市では2017年には3軒だった民宿数が急増し、利用者数もインバウンド増加の影響で、5年前に比べて倍増している。そこで同市まちづくり推進課が、昔ながらの農村風景が残る福知山の魅力をより広く伝え、農家民宿を盛り上げたいと冊子を作製した。

　冊子の表紙には「コンビニ？ないよ、ここはノーソン」と自虐風のキャッチコピーで、農村で休暇を過ごす福知山のアグリツーリズムをアピールしている。

　民宿ごとに農作業の体験内容や料理などの宿の特徴、オーナーの人柄などを記事と写真を交え掲載。料金や連絡先、送迎の有無などの基本情報も記した。それぞれの宿に趣があり、アグリツーリズムを楽しむ期待が高まる内容となっている。

　同市担当者は「民宿に泊まって農村の魅力を体験してもらい、いずれは移住も検討してもらえれば」と期待する。冊子は市役所や観光案内所で配布中だ。

オーナーはオーストラリア人