芸術祭に向け、キャッシュレス決済&通訳サービス普及へ
豊富な決済サービスと多言語の通訳サービスに対応したタブレット
岡山県玉野市では、岡山、香川の島々を舞台にした瀬戸内国際芸術祭に訪れる国内外の観光客の利便性向上のため、キャッシュレス決済、テレビ通訳サービスの普及を進めている。
同市および個人商店などのキャッシュレス決済の導入を支援する「ニッポンプラットフォーム」、芸術祭で宇野港案内所を運営する「NTTマーケティングアウト」の3者が4月25日にプラットフォーム整備に向けた事業連携協定を締結した。
活動としては希望する商店や施設に複数のQRコードの決済機能と多言語の通訳サービスを搭載したタブレットを無料で貸与。あわせて決済手数料や通訳のサービスの利用料も1年間無料にして導入を促している。
決済が対応可能なサービスは、Amazon Pay、d払い、WeChatPay、NETSPayの4種類で、順次追加するという。
テレビ通訳サービスは、端末のテレビ画面を通してオペレーターが店のスタッフと顧客のやり取りを随時通訳するサービス。英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、タイ語の7言語で、365日対応している。タブレット端末は宇野港案内所ですでに導入を始め、その利便性が期待されている。
市商工観光課は「今後は小売店や飲食店などに導入してもらい、地域ぐるみで外国人の消費喚起につなげたい」と意気込む。
タブレット操作に慣れていない人でも分かりやすいシンプルなデザイン
スポンサードリンク