襟裳岬の漁船で「コンブボート・クルーズ」スタート

2019.01.08北海道

襟裳岬の漁船で「コンブボート・クルーズ」スタート

 風味豊かな日高昆布の産地として有名な北海道えりも町。えりも観光協会は、襟裳岬周辺の海をコンブ漁船で巡る「コンブボート・クルーズ」を11月から実施している。

 コンブ漁師の村田裕昭さんと元漁師で今はコンブ加工業を営む藤田靖さんが自前のコンブ漁船「輝(かがやき)丸」と「第51徳栄丸」を使って運航する。

 企画したのは村田裕昭さん。村田さんがコンブ干しの作業中、観光客から「船に乗せてほしい」と言われたことが何度かあり、観光協会副会長の田中照彦さんに観光客を受け入れられないかと相談。コンブボートを計画し、田中さんが漁協などと調整し、今年11月17日にスタートさせた。

 クルーズは東洋港発着便の15キロ約50分(8,000円)と襟裳岬先端海浜発着便の約6キロ約30分(5,000円)の2コース。予約は当日のみの受付で、襟裳岬風の館で待ち合わせして参加者は出航場所へ向かうが、出航するかどうかは出航10分前に決定する。参加者は出航の決定後に料金を支払い、ライフジャケットを装着して乗船する仕組みだ。

  クルーズでは襟裳岬を沖から見られるほか、800頭生息しているといわれるゼニガタアザラシやオオワシ、昆布などを間近に見ることができる。アザラシが海から頭だけ出す姿に出くわしたり、陸から見る景色とは違う襟裳岬を見ることができたりと海上ならではの体験が楽しめるという。

襟裳岬の漁船で「コンブボート・クルーズ」スタート
日本沿岸に定住する唯一のアザラシとしても知られているゼニガタアザラシが見られるかも

リンク:KONBU BOAT CRUISE  

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