地域性を生かした現代的なお土産のデザイン 【後編】
和のテイストを上手く表現
pon pon Ja pon
あみだ池大黒(大阪市)
袋の上辺の折り込みを下辺と45度回転させることで立体的な形状に
大阪の伝統菓子「栗おこし、岩おこし」を現代的にアレンジした「おこし」のパッケージ。
通常のピロー包装に紙の骨組みを入れ、折り込み方を工夫するだけで、巾着袋や紙風船のような可愛らしい形状になっている。
形状の可愛らしさに加え、色彩もカラフルで、店頭で陳列した際にその華やかさが目を引く。
伝統ある企業がこうした商品を出していることも非常に面白い。
紙風船のような可愛らしい形状とカラフルな色彩が、店舗での存在感を高めている
シールを剥がし、上辺を切ると中の「おこし」が食べられる。紙の骨組みがふんわりとした形状を保持している
pon pon Ja pon
http://www.pon-pon-japon.com/
サムライ煎兵衛 おかき
空と大地(札幌市)
顔がお米の形をした侍のイラスト。マドの形もお米風
北海道産のお米を使った煎餅にわさびや十勝チーズなどさまざまなフレーバーを組み合わせた商品。
お米の形をしたユニークな侍のイラストを用い、米袋をパッケージに使用するなど、「お米」に対するこだわりを形にしていまる。
上部の紐が水引風の結び方であると同時にちょんまげのように見えるのも大きな特徴で、パッケージそのものが“侍”を感じさせる。
シンプルなデザインは海外の人が日本に抱くイメージでもあるため、外国人観光客のお土産としても喜ばれるのではないだろうか。
水引がどことなく侍のちょんまげを思い起こさせる
侍のイラストを全面的に使用したパッケージ 写真提供:空と大地
サムライ煎兵衛
http://samurai-senbei.com/
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