タウンマップ「SAIDAIDORI 留学生がみつけた埼大通り」
英語と日本語でお店を紹介するタウンマップ「SAIDAIDORI 留学生がみつけた埼大通り」
さいたま市桜区の埼玉大学に面した国道463号線周辺の埼大通り商店会が、留学生らとともに、英語と日本語でお店を紹介するタウンマップを制作した。埼玉大学には580人の留学生が在籍し、桜区内には約2,500人の外国人が住むが、商店街を訪れる外国人は少ない。そこで外国人に気安く立ち寄ってもらえる商店街を目指したいと、同市の「商店街地域つながり力アップ支援事業」の一環として制作した。
タウンマップは「SAIDAIDORI 留学生がみつけた埼大通り」と題し、A4サイズで16ページ。埼大通りの歴史や周辺の地図、店舗を英語と日本語で紹介するほか、埼玉大学長や自治会長のメッセージも掲載した。マップは埼玉大学や埼大通り商店会の各店舗などで配布している。
今回の取り組みに参加したのはミャンマーや中国、スペインなど7カ国15人の留学生と日本人学生2人の計17人。メンバーは同商店会の人たちとともに2016年12月から17年1月までグループワークを重ね、実際に商店街を歩いて回ることもあった。その中で「見た目では何の店かわからない」「英語表記のメニューも載せてほしい」といった意見が留学生から寄せられたという。
これらを参考にマップを制作したほか、商店会では今回の意見を活かして外国人にも優しい商店街を目指したいとの考えだ。なお、同市では今回の取り組みをきっかけにして、2020年の東京オリンピックにもつながる活動に発展することも期待している。
タウンマップの内容を検討するグループワークの様子
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