世界中から友達がやって来るWWOOF
動いてみたら、何かが変わるかもしれない
旅、WWOOF、有機農という生き方をキーワードに、幸せで気持ちの良い生き方とはどんなものなのかを探る『旅とオーガニックと幸せと WWOOF農家とウーファーたち』
長年生きていると、どうしても何かを固まった見方で判断してしまいがちです。他者を受けつけない偏った思考によって、危険な方向へ進んでしまうことでしょう。そうならないように、時折、今の場所から一旦自分を外へ出してみることが鍵だと思います。旅は、ごく短い期間でも体も心も動かしてくれるので有効だと考えます。見たことのないものに触れ、地元の人に会って新しい見方を知ることで、自分が持っている固定観念はゆさゆさと動いていくことでしょう。
ホストは、しばらく海外に滞在していたり、今まで数種類の異なる職業に携わってきたり、移住してきた人が多く、幅広い見方をする人がたくさんいます。
がんじがらめの状態だと感じている人が少なくない日本社会では、WWOOFホストのステレオタイプにはまっていない生き方が風穴を開けてくれるのではないかと感じ、数字を出し、文献から色々と考察して、2016年夏に『旅とオーガニックと幸せと WWOOF農家とウーファーたち』を著しました。
WWOOFは、人と人とを結び、有機農を広め、都会と地方を橋渡しし、日本と外国のつながりを深化させているものですが、個々の人にとってWWOOFの役割は、人生における「踏み台」だと感じています。なぜなら、ここでさまざまな人と出会い、価値観の多様性を感じ、そうした経験がパワーになって、次のステップへと動いていくことができるからです。
一人でも多くの人が、幸せと感じることができる日々が送られるようにと願っています。
リンク:WWOOFジャパン
■著者プロフィール
北海道出身。北海道大学公共政策大学院修了。
銀行を退職後、アジアと欧州への長期の旅へ。オーストラリアでツアーガイド、オランダで日本語教師とホテル勤務を経て、1994年にWWOOFジャパンを設立。
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