お稽古代支給で芸妓を支援
写真提供:金沢市
石川県金沢市は、市内の3茶屋街の芸妓に年間1人あたり9万円のお稽古代として、「伝統芸能技能継承奨励金」の支給を始めた。北陸新幹線金沢開業を見据え、技能を高めて観光客誘致につなげるのが目的で、観光の目玉として市も支援していく。市の観光PRイベントなどで活躍の場を提供するほか、市観光協会では3茶屋街と協力して、約1時間のお茶屋体験「金沢芸妓のほんものの芸にふれる旅」を定期的に開催している。
芸妓を支援する団体は増えており、京都では花街を支える財団が芸妓に年間7万~10万円支給し、府と市からの補助金を楽器の修理費用に充てている。新潟市や山形市では県や市が若手育成の協議会などに補助金を支給、岩手県盛岡市では芸妓の養成を民間に事業委託している。
リンク:金沢市観光協会
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