瀬戸内しまなみ海道で自転車通行料金の無料化

2014.09.01広島県愛媛県

瀬戸内しまなみ海道で自転車通行料金の無料化写真提供:多々羅大橋の自転車歩行者道 本州四国連絡高速道路(株)

 広島県尾道市と愛媛県今治市をつなぐ瀬戸内しまなみ海道で自転車通行料金の無料化が始まった。原動機付自転車は対象外。観光振興や利便性向上が目的で当面来年3月31日までの予定。
 自転車道は片道約70km。島を結ぶ橋では自動車専用道路に併設(新尾道大橋除く)され、瀬戸内海を眺めながら走れる。橋の通行は有料で、これまで新尾道大橋を除く6橋で500円かかり年間約2,000万円の収入があったが、広島・愛媛両県が国に無料化を要望。両県が本州四国連絡高速道路会社の減収分を一部負担し実現した。それぞれの県側で財源確保のため広告看板などを設置する試みも始まった。今後の無料化継続は自動車の通行量などへの効果を見極め判断される。無料化が始まった7月の3連休の今治市側のレンタサイクル貸し出し数は前年同時期の1.9倍となった。

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