ユニバーサルツーリズムに対応した観光地づくりシンポジウム

2015.04.15

「ユニバーサルツーリズムに対応した観光地づくり」シンポジウム会場風景
「ユニバーサルツーリズムに対応した観光地づくり」シンポジウム会場風景

 3月12日、東京都千代田区のワテラスコモンホールで、観光庁主催のユニバーサルツーリズムに対応した観光地づくりシンポジウムが開催された。

 最初に、日本バリアフリー観光推進機構理事長、伊勢志摩バリアフリーツアーセンター理事長の中村元(はじめ)氏による基調講演「パーソナルバリアフリー基準が巨大マーケットを起こした~観光客のパイを奪い合うよりも、巨大なパイを独り占め~」が行われた。

 次に、観光庁事業実施地域の取り組みが発表された。観光庁では平成25年度に、「ユニバーサルツーリズムに対応した観光地づくり(バリアフリー観光地づくり)のための地域の受入体制強化マニュアル」を策定した。平成26年度には、これを活用して取り組む地域を募集し、選ばれた地域の支援を行った。マニュアルの「STEP1取組みの検討」「STEP2組織の立ち上げ」に取り組む地域として秋田県旅館ホテル生活衛生同業組合、「STEP3取組みの開始」「STEP4 取組みの継続」に取り組む地域としては、自立支援センターおおいたと、株式会社第一ビルサービス、一般社団法人広島まちづくり推進協議会(2者共同応募)が選ばれた。今回はこの3者が取り組みを発表した。

 最後に、「旅のユニバーサルデザインを民間の手で創る」と題したトークセッションが行われた。登壇者は次の通りである。

【アンカーマン】
中村元氏 日本バリアフリー観光推進機構理事長、伊勢志摩バリアフリーツアーセンター理事長

【スピーカー】
紙屋久美子氏 かごしまバリアフリー相談センター/NPO法人eワーカーズ鹿児島 理事長
小原健史氏 佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター会長
椎名勝巳氏 東京ダイバーズ代表
山崎まゆみ氏 温泉エッセイスト VISIT! JAPAN大使

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